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ケアンズに住むPADIコースディレクターDONの独り言
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2010年3月22日(月曜日)

GBR最南端

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 20時11分18秒

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グレートバリアリーフと一言で言っても全長2000キロ以上。北はパプアニューギニアから南はブリスベンのすぐ上まで伸びている巨大なサンゴ礁である。最近活動のベースがケアンズから離れグレートバリアリーフでのダイビングの機会が減ったのだが、今まで19年ほどもぐってきた中でも印象に残るポイントの一つがレディエリット島である。

まさしくGBRの最南端、一連のリーフから少し離れた小島のようにぽつんと存在するこの島の周りのダイビングは、今までぼくがGBRで潜ってきたダイビングの中でも強く印象に残るものである。GBRといえばケアンズからのアクセスが最も有名だが、ブリスベンからも気軽に行ける範囲にあるレディエリオット島は、外洋に面しているため透明度は年間を通じよく、マンタやザトウクジラなどの遭遇率も高い。水が澄んでいるにもかかわらず栄養分が豊富なのか魚影も濃く、大物・小物両方が楽しめるポイントでもある。

以前はバンダバーグからダイブクルーズがこのレディエリオットにも行っていた事があるが最近そういたスケジュールで運行されているかどうか確認できていない。ただ、このバンダバーグから出るGBR南部を巡るダイブクルーズもレディエリオットに定期的に行くことはないがお勧めである。バンカーグループと呼ばれるいくつかのリーフをめぐるクルーズだが、ここもマンタの遭遇率はGBR随一といっても過言ではないし、ケアンズ周辺とは雰囲気の違うサンゴ・水中生物・景観に驚くだろう。

以前から限られたダイバーには人気のあったGBR南端部。もっともっとメジャーになって欲しいものである。
レディエリオット島へのアクセスは飛行機が一番便利だろう。フライト24時間前はダイビングができないとされているので少し余裕を持った日程で島に滞在してもらいたい。今年からは、オーストラリア有数の日本人名ガイドがコーディネートするということでダイバーにとっては頼もしい存在になるだろう。


ココスアイランドのKAT

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 18時05分51秒

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数年前に日本からのフライトが大幅にカットされオーストラリアの観光業界もいろいろな工夫をしながらまた復活するであろう時を心待ちにしながら耐えているのが現状であるだろう。決してオーストラリアに魅力がないのではなく、今のご時世どうしても近く・安く・短く済むところが好まれているのは仕方がない。とはいっても、黙って指をくわえて待っていてもしょうがないし、4月からはジェットスターをはじめとし各キャリアが国際線を増便し、国内線も多くの観光地への増便が見られるようになってきた。なのでまだ知られざるオーストラリアの魅力をもっと紹介していきたいのだが、今回はバージンブルーの就航が4月から決まった西オーストラリアのインド洋沖にあるココス島を取り上げてみた。

ココス島はオーストラリア領ではあるが、パースから北西に2750キロ離れたインド洋にあり、27の島々からなり、オーストラリアの最も小さくまた最も遠隔地にあるナショナルパークとなっている。また住んでいる人たちもマレー人を中心としており、オーストラリア領内ではあっても明確に違った文化を維持していることでも知られている。

もちろんダイビングができ、マンタやイルカをはじめとする大物を見ることができるので有名である。ただし、その中でもKATと呼ばれるジュゴンはダイバーなどに接近することもあるので運がよければ珍しいジュゴンと水中で対面することができる。ただし昨年の時点で、このココスに唯一確認されている個体でありオスのKATだが、交配するためのパートナーがいないためしばしば姿を消すことが多くなっているようで、政治家も巻き込んだメスのジュゴン移送計画なども持ち上がっているようである。このまま孤独に死んでしまわないように、よきパートナーと出会って欲しいものである。
ほかの観光地と比べかなりアクセスにはまだまだ不便な部分が残るが、4月からの週1のココス直行便とクリスマス島経由便が週2便あるので、時間があれば是非行って貰いたい。


2010年2月22日(月曜日)

Key Biscayne

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 20時07分42秒

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レックダイビングといえばまず浮かぶのが沈船でのダイビング。厳密に言うとシップレックダイビングに当たる。広い意味でのレックダイビングというのは海の中に沈んだ人工物へのダイビングをさすのだが、西オーストラリアにはユニークなレックダイビングができる。

そのポイント名は「Key Biscayne」。海上油田基地が修理のため西オーストラリア海岸域を南下中嵐にあい沈んだものである。水中に沈んでいるその姿は逆さになっているので最初はピンと来ないのだが、徐々に目が慣れてくるとテレビなどでよく見る海上に浮かぶ油田基地であることがわかる。ポイントの深度は一番深いところで45mほど。トップで18mほどある。なので初心者のダイバーには厳しいが写真のようなダブルタンクでがんがん潜るダイバーにとっては非常に魅力的なところである。

西オーストラリアといえばライセンスを郵便局などで取得するとダイビング中でもロブスター(イセエビ)をハンティングすることなどができるが、このポイントの面白いところはトップの平らな部分には手ごろなサイズのロブスターがぎっしり詰まっており、一番深い水底部分には巨大なジャンボロブスターがごろごろいるのである。

レックダイビングポイントとしての魅力はもちろんだが、ハンティングとしての魅力もかなりのもの。ただし、ボート1隻当たり16匹までしか捕獲できないので多くのダイバーとの乗り合いになると一人当たりで捕獲できる数が減る。余裕があれば少人数でボートをチャーターしてダイビングツアーを組むのがお勧めである。
もちろんハンティングなどせずに純粋にディープダイビングを楽しむダイバーにもお勧めである。できればエンリッチドエアーを使えるトレーニングを受け、エンリッチドエアーで潜るほうが深場でのダイビングを長く楽しめるのでコースの受講を考えてみてはどうだろう。

このポイント、風が収まり海流が穏やかになる比較的短期間しかツアーが組みにくいポイントだが、チャンスがあれば是非行ってもらいたい。


2010年1月22日(金曜日)

ホオジロザメ

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 20時04分45秒

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いまでもやはりサメが怖いと感じているダイバーが多いが、水中で出会う魚の中で最もかっこいいのがサメだと僕は思う。独特のフォーム、表情、サイズなどどれをとっても水中で出会うと感動し興奮する。確かにまったく安全であるとは言い切れないが、その習性を知り、水中での行動を冷静に観察することができるダイバーにとって、サメは怖いばかりの存在ではなくなる。

中でもっとも獰猛だといわれているのが、ホオジロザメやブルシャークである。どちらもオーストラリアの近海で見ることができるが、これらのサメを見ることができるツアーの中でこれからもっと日本人に行って欲しいのがアデレードから参加できるホオジロザメのツアーである。写真のような檻に入って水中でホオジロザメを真正面から見ることができるのだが、アドレナリン噴出間違いなしである。

もちろん、このツアーはホオジロザメだけではなくその他のアシカや大型の水中生物なども楽しめるし、南極海に面したオーストラリアの海岸線を堪能できるのも魅力である。アデレードからホオジロザメを見るためには数社が出しているツアーに参加することになるが、その中でもお勧めなのがRODNEY FOXが主催するクルーズである。世界的にサメの研究で有名な彼が乗船するスケジュールも多く、かなり先のツアーまで予約でいっぱいということもあるが、FACEBOOKにRodney Fox Great White Shark Expeditionsでページがあるので探してそのツアーの魅力を少しでもわかってもらえたらと思う。人気のツアーなので、予約はもちろんしなければいけないが、ウェブでツアースケジュールを確認することができる。

ちなみにホオジロザメはオーストラリア南部の比較的水温の低いエリアには広く分布しており、以前西オーストラリアでレックダイビングに出かけるボートでの移動中に水面をジャンプするホオジロザメにあったことがある。一瞬だったが、その姿が今でもはっきりと目に焼きついており、いつかはもう一度水中で会ってみたいサメである。


2009年12月22日(火曜日)

ニュージーランド南部のダイビング

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 19時56分32秒

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あっという間に過ぎてしまた2009年。昨年末には締めくくりでニュージーランドに1週間ほどの出張に出た。北島は何度か行ったことがあったのだが、今回は初めての南島。ダイビングが目的の出張ではなかったが、時間の合間にちょっと調べてみた。限られた期間だったのでほんの少ししか話を聞くことができなかったが、ニュージーランド人が口をそろえて是非行ってみろというのがこの絵にある巨大沈船The Mikhail Lermontov号である。ロシアの客船がミステリアスな状況で南島北端の町ピクトンのマルボロサウンドで座礁しそのまま沈んでしまったものである。1名が亡くなったそうだが、その他乗員乗客は是認助けられたそうである。全長160mもあり深度は15mから30mほどのダイビングとなる。

通常は決して透明度のいいダイビングではないそうだが、冬場の船内は透明度が30mほどになることもあるという。船に住み着く生物を楽しむというよりも、この巨大なレックダイビングを堪能するスタイルのようである。

当然、ニュージーランドのダイビングということで夏場でもかなり水温は低いが現地のダイビングサービスはかなり立派なもので、適切な保温スーツをウェット・ドライ両方でレンタルも可能である。2件あるが、どちらもサービスレベルは高いように思う。朝、7:30ごろ出発し夕方4時ごろに帰ってくる2ダイブ行う1日ツアーが通常のパターン。オプションで、ダイビング後近くの国立公園内で宿泊するパターンもあるようだ。
ちなみに座礁したときこの船を操縦していたのはピクトンに住むハーバーマスターで、まだこの町で細々の住んでいるという。過失の刑期も終了したとは言うが、この地に住み続けているというのはどんな心境なのだろうかと思う。

この南島北部はニュージーランドでも1・2位を争うワインの産地でもある。オーストラリアワインとはちょっと違うNZワインをダイビングのあとでシーフードと共に味わうのもここに行く価値ありである。


2009年11月22日(日曜日)

2009年を振り返って

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 19時50分26秒

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今年は、ケアンズからのダイブクルーズや西オーストラリアへのダイビングツアーを数回行い、仕事の関係でミクロネシア方面へ行く回数も増えるなど、また古くからのお客様とのダイビングを楽しめた1年であった。ダイビング業界を取り巻く環境は以前にも増して厳しくはなってきていけれど、それでも水中世界は以前と変わらず毎回感動を与えてくれている。

今オーストラリア国内でぜひ行ってみたいのが、マウントガンビア。このエリアには幾つもの地底湖、水中洞窟システムが存在しケーブダイビングを行うことができる地域である。もう10年以上も前から行く計画は立てるのだが、一緒に行くバディがいなかったり現地のトレーナーのスケジュールが会わなかったりと、いまだにその夢が果たせないでいる。

ダイバーの中では透明度をかなり気に場合が多いが、これらケーブ内は50mからときには100mといわれるほどの透明度を体験できることがある。まさに空間を浮遊している感覚を得られるのだが、問題は光が非常に少なくダイバーの装備している水中ライトシステムの光が届く範囲が見える範囲となる。
リクリエーショナルダイビングが一般に広まってから20年以上経った今、アメリカを中心にテクニカルダイビングが広まってきている。ごく限られたダイバーだけが行ってきたテクニカルダイビングのトレーニングがシステム化され今後も徐々に広がっていくだろう。オーストラリアのケーブダイビングもこれから一般に認知されていくことになるのではないだろうか。ちょっと普通のダイビングではアドレナリンが足りないと感じているダイバーは是非トライしてみよう。

いよいよケアンズもこれから夏本番といったところであるが、12月は2009年潜り収めとして充実した月にしたいものだ。


2009年10月22日(木曜日)

100回目かぁ・・・・

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 19時46分15秒

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今回のこのコラムは100回目らしい。バグースの創刊以来書かせてもらっているが、毎回締め切りを守らず編集の方には迷惑をかけているにもかかわらず辛抱強く見守っていただき感謝している。

100回目ということは8年弱も続いているということ。オーストラリアのダイビングを中心に紹介させてもらっているが、最近はオーストラリアに滞在する時間が短くなっておりなかなか最新情報を提供するのも難しくなってきており残念だが、これからもできるだけあまりメジャーではない魅力あるダイビングを紹介できればと思っている。

100回記念のネタは少し考えたのだけれども、やはりこの時期ケアンズでダイビングの話題といえばサンゴの産卵。ここ10年ほどいろんなメディアでも紹介されるのでダイビングをしない人でも映像などで見たことがあると思うが、その産卵時期がケアンズ周辺のサンゴ礁の場合11月から12月ぐらいで最大となる。このコラムを読んでいるころにはサンゴの産卵ツアーのスケジュールも出ているはずで、時間があれば是非行って貰いたい、

で、やはり行くからには見てみたい。見れる確立を高くするためのヒントはケアンズの場合11月か12月の満月の日から3〜4日後ぐらいが今までのサンゴの産卵日になっている。それぐらいの日程で組まれるナイトダイビングツアーに3日間ぐらい連続で参加するぐらいの余裕を持つこと。また、実は年に1回限りではないということも知っておいてもらいたい。今までケアンズで3月に産卵を見たこともあるし、実は毎月のように産卵をするサンゴの種類もあるのである。ようはこの時期、1年を通じて最も多くのサンゴが集中して産卵をするというところに魅力がある。1年を通じて水温の差が少ないエリアではこの産卵がバラけてしまう傾向にもあるようである。水中の四季がはっきりとしている海域ほど、ある時期に集中して産卵する傾向があるのだ。

ケアンズに限らず。オーストラリアのサンゴ礁全域の産卵予想マップみたいなものがあれば面白いだろうな・・・・。


2009年9月22日(火曜日)

Bremer Bay

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 19時36分53秒

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パースから車で5・6時間のところにその小さな町はある。幹線道路が通っているわけではないので、地図を頼りにたどり着くと、家はそこそこあるのだが観光地化されていないBremer Bayに着く。

このエリア、シードラゴンといわれるオーストラリアの固有種が多く見られる。シードラゴンとはシーホースといわれるタツノオトシゴなどの親戚にあたるが、全長30cmほどでその擬態が素晴らしく、日本のテレビや世界のメディアで幾度となく紹介されている。このBremer Bayは1・2を争うシードラゴンポイントだろう。シーズンさえ間違わずに選んで行くと(9月から2月ぐらいまでが産卵時期で1年を通じてもっとも多くのシードラゴンを見ることができる)リーフィーシードラゴンとウィーディーシードラゴンの両方を見ることができる。

4WDでしか入っていけそうにないような道を突き進んでいくと、隠れたビーチにたどり着く。そこにはサーファーであれば泣いて喜ぶような波が立っているが人はほとんどいない。海の色も藍色といったほうがいいような深い青である。観光地としてまだ有名ではないため、キャラバンか何かでオーストラリアを廻っているオージーぐらいしか訪れることはない。

さて、この町にある唯一のダイビングサービスに名物ガイドがいる。もともとアメリカ人らしいがひげを伸ばした仙人のような風貌に最初はちょっと引いてしまう。周辺のダイビングポイントの知識は豊富で素晴らしいダイビングガイドをしてくれる。必ず電話で予約をしてから行くように。あと、この周辺は夏場でも水温が18℃ほどまでしか上がらないので、ドライスーツを持っているといいだろう。

オーストラリア各地にはここで紹介したような個人で営んでいるようなダイビングサービスがいくつもある。雑誌の情報だけではなく、自分の足で探し出して丸秘ポイントを開拓するのは本当に楽しい。大勢でダイビングに出かけるのも楽しいが、自分だけが知っているところで自由気ままにダイビングもいいものである。


2009年8月22日(土曜日)

ニュージーランドのダイビング

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 19時33分00秒

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かつてクストーが絶賛したダイビングスポットがニュージーランドにある。オークランドから北上しTUTUKAKAという小さな港町からボートに乗ること1時間弱。プアナイツ(Poor Knights)と呼ばれる島々がそのダイビングスポットである。

ぼくがこのポイントで最初に潜ったのは4年ほど前のことになるが、そもそもニュージーランドでのダイビングというものが情報も少なく、事前情報もほんの少しで、車でこの港にたどり着きダイビングに出かけたのである。

まず驚いたのは、ここからダイビングに出かけるダイバーの数である。日本ではほとんどといっていいほど紹介されていないが、ニュージーランドでは世界的に有名なダイビングスポットとして多くのダイバーが訪れる。プアナイツへの日帰りダイビングを行っているダイブセンターは、多いときで50名以上のダイバーを数隻のボートで連れて行っている。

さて、水中はというと魚影の濃さ、地形、マクロ生物の豊富さ、カラフルなソフトコーラルで非常にエキサイティングなダイビングが楽しめる。特に有名なダイブスポットは「ノーザンアーチ」と呼ばれるもので、プアナイツ諸島北端に近いところにある断崖絶壁に囲まれたスイムスルーには、ブルーマオマオと呼ばれる魚の群れに始まり、大物が行き交う。特に、夏場(2〜3月ごろ)にはここに多くの巨大はスティングレイが交尾のために集合し、狭いスイムスルーを埋め尽くすことがある。僕自身、まだ写真でしか見たことがないが是非自分の目で見たいものである。始めてここに潜ったときにはマンタにも遭遇した。

ニュージーランドはイルカやクジラも多く見られるが、プアナイツへの移動中もほぼ100%イルカの群れに出会ったり、時にはクジラやシャチなんてこともありえるから気が抜けない。今はまだ冬だが、次の夏にニュージーランドでのダイビングの計画を立ててみてはどうだろう?


2009年7月22日(水曜日)

グレートバリアリーフ、ファーノーザンセクション

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 19時30分32秒

グレートバリアリーフは南北に2000キロ以上にわたって広がる広大なサンゴ礁である。ケアンズ周辺はノーザンセクションに当たるが、さらに北方に行くとファーノーザンセクションのグレートバリアリーフが広がる。ここに定期的に訪れるダイブクルーズはないが、期間限定でチャータークルーズが運航される。通常は、ケアンズよりセスナでロックハートリバーまで飛び、そこからボートが停泊している海岸まで車で移動し、乗船後リーフへ向かうことになる。

このファーノーザンセクションの中にレインアイランドという島がある。現在は許可を取らなければ上陸もできない完全に保護されている島であるが、ここが実は世界有数のアオウミガメの産卵地なのである。11月ごろ、この島には数千匹という単位でアオウミガメが産卵のため上陸する。起伏が多く、障害物もいたるところにあるこの島では、産卵後、海へ帰れず死んでしまう個体も多く、また海へ帰ったとしてもアオウミガメを好物とするタイガーシャークなどの餌食になるものも少なくない。確かNSW州に住むカメラマンであったと思うが、Gary Bellが撮影したレインアイランドの水中写真は、そのワンカットに収まっているアオウミガメの多さに驚いたことがある。写真によっては30匹以上のアオウミガメが1枚に納まっているのである。

またこの海域は、透明度がよく太陽の光が常に深くまで届くためサンゴが育っている深度がケアンズ近郊に比べてはるかに深くまで見ることができるのも特徴である。水深40m付近でも、サンゴが元気よく育っている場所は世界中探してもなかなかないのではないだろうか。年間100人も満たないであろうダイバーのみが体験しているこの海域に年1回は行きたいものである。

ダイバーで、普段のダイビングに少し物足りなさを感じているのであれば11月ごろのファーノーザンダイブクルーズに参加してみよう。
(写真はクイーンズランド政府EPAサイトより)


2009年6月22日(月曜日)

地球上最大の生物、シロナガスクジラ

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 19時23分31秒

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地球上最大の生物は「シロナガスクジラ」である。ドキュメンタリー番組で有名なナショナルジオグラフィックが撮影した映像などで見たことがある人もいると思うが、カリフォルニアなどで集まる場所があり、そこでの撮影分の写真や動画などがよく目に留まる。そのシロナガスクジラが実はオーストラリアでも見られる場所がある。

オーストラリアの夏季、メルボルンからビクトリア州南部沿岸域にクジラの好む餌が豊富な海域があり、そこへこのシロナガスクジラがやってくるのである。

ただし、誰でもツアーで見に行けるものではなくボートをチャーターし、セスナをチャーターし海上と空からその海域を捜索し目的のシロナガスクジラを見つけることができれば、空撮やボートが近ければ海上からの撮影となるわけである。

オーストラリア各地でよくあるドルフィンウォッチやホエールウォッチングとはかなりスケールが違うが、地球上最大の生物に会うためには仕方がない。定期的なツアーはないが、プロフェッショナルカメラマンや研究者などがチャーターを組んで1〜4月の間に数回シロナガスクジラを探しに行くことがある。その情報を入手して空きがあれば参加ということになる。海況も厳しいことが多いし、ボートの乗っている時間も長いので、かなり海に慣れていることも最低条件である。水中撮影許可を取ったチャーターであれば、水中撮影も運がよければ可能となる。

2010年のチャーターはすでにスケジュールの決まったものもあるが、ぼくもできれば参加したいと考えている。個人的には水中でシャチに会うためにダイビングを続けているのだが、サイズでは比べ物にならないこのシロナガスクジラは是非会ってみたいものである。ちなみのシャチであるが、全海域に住んでいるのでオーストラリアのどこに出てもおかしくないし、ゴールドコースト沖、グレートバリアリーフ、ニンガルーリーフなどでの目撃例はいくつもある。いつかはこれらの生物と水中で会ってみたいものである。


2009年5月22日(金曜日)

ジンベイシーズン真っ盛り

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 19時20分58秒

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どうも今年の5月は東海岸が天候に恵まれなかったような気がする。30年ぶりぐらいの大洪水に見舞われたゴールドコーストであるが、周辺のすばらしいダイビングスポットに大きな影響が出ていないかどうか心配である。ザトウクジラの北上も始まっているはずだが、この荒天では真っ白なザトウクジラ「MIGALOO」の確認も難しい。今年も無事、MIGALOOの北上がバイロンベイあたりで確認できればうれしいが、今のところ未確認である。

さて、5月末に毎年恒例のエクスマウスツアーを開催するため西オーストラリアへ10日間ほど移動する。ジンベイザメのスノーケリングツアーで有名なところであるが、今回の目的はここでも数回紹介したネイビーピアを潜るためである。お客様はすべて日本からこのツアーのために来豪。結果がどうなるかはまた機会を見て報告するが、このエクスマウス周辺のニンガルーリーフのジンベイザメツアーは是非時間が許せばトライしてもらいたい。なにせ世界最大の魚である。水中に入ったとたん真正面からずんずん向かって来る様子は圧巻だ。体のわりにはつぶらな瞳で、特に表情を変えることなくひょうひょうと泳いでいく。こちらは決して安くはないツアー代を払って参加しているので少しでも長く見ようと必死に泳いでついていこうとする。ここで、普段から運動しているかしていないかの差が出てくるのであるが、相当な脚力が要求される。サポート用のボートは近くに居るので、置いてきぼりにはならないけれど最大限ジンベイザメを見るためにはそれなりのフィンキックができて、それなりのスピードで泳げることが必要である。参加する方は、ある程度の準備はして行こう。それといいフィンは必要最小条件である。レンタルのフィンでももちろん十分だが、ジンベイザメと一緒に最後まで泳ぎきるにはいいフィンが重要である。

6月いっぱいはまだまだジンベイのシーズンであるが、それが終わると東のグレートバリアリーフ北部でミンククジラのシーズンとなる。ミンククジラも何度となくこのコラムで紹介してきているが、オーストラリアが世界に誇る大物ダイビングのひとつである。是非ダイブクルーズに参加してミンククジラとの遭遇を楽しんでもらいたい。水温は少しずつ下がってくるが、それが大物到来の合図でもある。是非旅行のスケジュールを組んでみよう。


2009年4月22日(水曜日)

経由便で楽しもう

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 19時00分11秒

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ケアンズへの日本からの直行便が昨年大幅に減ったが、その代わり経由便が今面白い。日本からケアンズに来るためには、成田からの直行便以外に日本各都市からグアム経由、香港経由、ポートモレスビー経由などがある。このルートの中でグアム経由はミクロネシア周辺各島々を回ることができるハブを通過するので、時間と予算の許す限りダイバーにとっては魅力的なパッケージを組むことができる。グレートバリアリーフでのダイビングの前後にミクロネシアでのダイビングも楽しんでしまう。昔からダイバーというもの、楽に行けるところよりも行き着くまでに少し遠回りするほうがうれしかったりするもので、昨年から始まったケアンズ直行便減便もある意味ダイバーにとっては魅力増の変更だったのかもしれない。

今回の記事もグアム便の中で書いているのだが、世界のダイビング中心地ケアンズは、グレートバリアリーフはもちろん、様々なダイビングスポットへアクセスがしやすい。パースへの直行便もカンタスからジェットスターに代わり値段も手ごろになりますます行きやすくなった。パプアニューギニアなんて目の前である。ケアンズからダイブクルーズで出かけるよりも早く潜れてしまうほどである。ゴールドコーストへの国内線も就航。東海岸の魅力的なダイビングスポットを今まで以上に行きやすくなったのは間違いない。ブリスベンからフィジーという手もある。

世の中不景気とみんな口をそろえていっているが、こんなときこそ元気よく飛び回ってみるのが一番の景気対策のような気がする。

どうだろう。がんがん安くなった飛行機利用していろんなところへ潜りに行くというのは。日本から7〜9時間かけてくるオーストラリアを利用して倍以上楽しむことができるのが経由便利用である。そうそう、グアム経由のコンチネンタル便のいいところはチェックイン荷物が23キロずつ2個までOKということである、これはダイバーにとってはうれしい。器材とカメラも余裕の超過なしで持ってくることができる。そんな重量もOKなコンチを利用してグレートバリアリーフのダイブクルーズで今お勧めなのは1週間パターン。片道小型飛行機を利用するケースが多くなっているが、問題は荷物の重量制限。コンチ便を使って、1週間クルーズで器材重量を気にせずに思う存分クルーズを楽しむのが今のお勧めである。


2009年3月23日(月曜日)

今年も、大物シーズン到来

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 18時13分45秒

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2009年の幕開けは、タウンズビル沖にある有名な沈船ポイント「ヨンガラレック」でいきなりジンベイザメが出てその日の、全ダイバーが水中遭遇を果たしたという夢のような出来事があったが、これから6月までの間、西オーストラリアのエクスマウスでは多くのスノーケラーがジンベイザメとの遭遇を果たすことできる。
グレートバリアリーフに次ぐ大きなサンゴ礁「ニンガルーリーフ」では毎年、4月から6月にかけてジンベイザメが集まってくる場所として有名なところ。ワーキングホリデーの方もダイバー、ノンダイバーに関係なくこの時期エクスマウスを目指す人が多くなる。

パース発で陸路を北上する1週間ほどのツアーから、飛行機を使ってちょっと贅沢に短期間でエクスマウスを楽しむオプションもあり、予算・時間に合わせて予定を組めるが、個人的には西オーストラリアの大自然・大地を楽しめる陸路が好きである。エクスマウスまで車で1400キロほど。無理すれば1日で着かないわけではないが、途中2・3泊しながらゆっくり移動するのがいいだろう。イルカやジュゴンなどと出会えるシャークベイのモンキーマイヤなどがお勧めである。

さて、ジンベイザメと出会うためにはエクスマウスもしくはその手前コーラルベイから出ているツアーのボートに乗ることになるが、セスナからジンベイを探して見つかればスノーケリングがスタートするので1日のツアーでいつサメが出るかはわからないし、何時に帰ってこれるのかも定かではない。その不確定なところがこのツアーの楽しいところでもある。何度か私も参加しているが、朝一番ダイビングをしようかと思っている前に出てしまったこともあるし、午後3時ごろまで見つからずもう今日はだめかと諦めたころに見つかってこともある。

さらに、ジンベイザメも個体によっていろいろ個性があり、泳ぐ早さなどにかなりの差がある。ゆっくりと泳いでくれているサメにあえば楽にじっくり見ることができるのでラッキーだが、少し早めに泳ぐ個体などは、こちらが必死に泳がなければすぐに引き離されてしまう。日ごろから運動をしていないと、足がつってしまうこともよくある。このツアーに参加するにはスノーケリングの練習は必須である。あとは、さまざまなルールがあるのでそれをきっちりと守って、この世界最大の魚との遭遇を楽しんでもらいたい。


2009年2月10日(火曜日)

コーラルシーへ

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 14時11分08秒

夏の間、南からの貿易風が収まり、北風が多くなるときグレートバリアリーフのさらに沖にあるコーラルシーのコンディションがベストとなる。グレートバリアリーフを越えて外洋に向け約12時間以上の航海の末、到着するのがコーラルシーである。水深40mほどの大陸棚の上に形成されているグレートバリアリーフとは違い、1000m級の深海に点在するコーラルシーのリーフは、透き通るような透明度、数百mにも及ぶドロップオフ、サメをはじめとする大型魚、GBR やほかでは見られない生物などを楽しむことができる。ケアンズからは年中通じて定期クルーズが出港しており、通常4日から5日間のダイブクルーズで行くことができが、潮の流れが速く、ドロップオフのポイントが多いので、ある程度のダイビング経験を持ったダイバーにお勧めであるが、不安な方は水中ガイドを別にリクエストするのもいいだろう。

コーラルシーでよく聞くのがオスプレイリーフだが、その北端のダイブスポットがシャークフィーディングで有名な「ノースホーン」。リーフの東と西側からの潮がぶち当たるこのポイントは、サメ・バラクーダ・イソマグロなどの大型魚が集まり大興奮の1ダイブを保証してくれる。シャークフィーディングはマグロの頭をくくりつけたロープを根の上にたらすことによって行われるが、4?50匹ものサメがほんの数m離れたところでそのマグロを奪い合うシーンが必見である。サメはオグロメジロザメやネムリブカが中心だが、時にはシルバーチップやハンマーヘッドなどもシーズンによっては見ることができる。写真はシャークフィーディングが始まる前のノースホーン。餌を下げていないのにすでに20匹ほどのサメがダイバーの上をぐるぐると回り始める。フィーディングそのものは数分で終わってしまうのだが、そのあと根の上を少しじっくり探してみると餌を奪い合っているときに外れたサメの歯なども見つけることができる。

4日から1週間ほどのクルーズから希望の日程でボートを選び、ぜひこのコーラルシーを満喫してもらいたいと思う。とにかくボートに乗っている時間が長いので、船酔い対策は必須。少しでも不安があれば、酔い止め薬は必ず飲んでおこう。


2009年1月10日(土曜日)

ネイビーピア

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 14時08分21秒

先月、退役軍艦が沈められた沈船ダイビングスポットについて書いたが今月は現役の軍事施設で潜る僕の超お勧めダイブスポットを紹介しよう。

ケアンズに住んでいるとグレートバリアリーフはいつでも潜れるといった感覚になるが、ケアンズに住みながら毎年どうしても1回は行きたくなるのが、エクスマウスにある「ネイビーピア」である。日本語にすると「海軍桟橋」なんて意味になるのだけれども、れっきとした現役の軍事基地内にある。そのため、潜水許可を持ったダイビングオペレーター(エクスマウスで1社のみ)が独占でここへのツアーを開催している。ポイントに向かう途中、チェックポイントでIDの提示を求められ、いよいよ桟橋に到着。軍用施設なので、陸上のでの写真撮影などは禁止されているが水中はOKである。

横幅100m足らずのT字型の桟橋なのだが、その下が水深12mほど。潮が非常に強く当たるところなので、その日の潮どまりに当たる時間でないと潜ることができない。それでも1ダイブあたり50分ほどの潜水時間が取れるのでゆっくり楽しめるが、ここのすごいところは魚影。はじめ潜降していくと桟橋の橋脚部分が目に入るが、よく見るとその周りに黒い影がある。その影がうねりのように動いているが、それらがすべて魚だと気づくまでにしばらく時間がかかる。そして、その魚の群れがダイバーの周りをぐるぐる回ったり通り過ぎるとめまいを起こしそうになるぐらいの迫力があるのだ。僕自身、魚影が濃いといわれているだいぶスポットによく潜るが、このネイビーピアは比較にならない。

何度潜っても新しい発見があり、その魚の多さに圧倒される。僕にとってアイドル的なトードフィッシュ(写真2)も、穴の中に多く潜んでいる。

毎年ジンベイザメが集まるシーズン(4~6月ごろ)には多くのバックパッカーやワーキングホリデーの人たちがこのエクスマウスに集まる。せっかくそんな遠いところまで行っていいるのに、このネイビーピアは今ひとつメジャーになりきれてないのか。ダイバーなのに潜らずに帰ってくる人の話を聞く。簡単にいける場所ではないのでエクスマウスまで行ったのに潜らなかったなんてことのないようにダイバーの皆さんはぜひスケジュールを組んであとで後悔しないようにしよう。


2008年12月10日(水曜日)

退役軍艦の行方

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 14時03分02秒

オーストラリアの各地に、退役軍艦のダイビングスポットがいくつかある。これら軍艦レックはリクリエーショナルダイビング用に準備され沈められたものである。もちろん故意に沈めるので、環境保護も考え、汚染するような油やケーブルその他をきっちりと取り除くために1年以上もかけ清掃し、事故予防のためにあらゆる危険性を取り除く工夫がされている。

オーストラリアで、初めてこの大型退役軍艦がダイバー用に沈められたのは西オーストラリアパースの南の町、ダンズボローにあるHMAS SWANである。写真はそのSWANのてっぺん部分を撮ったものである。

この軍艦の名前の前につく「HMAS」であるが、Her Majesty Australian Ship(女王陛下のオーストラリア軍艦)という意味で、イギリスのエリザベス女王の船みたいな意味を持つ。

さて、SWANレックと同様の軍艦ポイントは、西オーストラリアにもう一つ、さらに南下した町アルバニーにあるHMAS PERTHである。これはSWANよりも一回り大きく深度も最大で40mを越す(SWANは30m)。このPERTHと同クラスの姉妹船がほかに2隻あり、それらがHMAS HOBART(アデレード)とHMAS BRISBANE(サンシャインコースト)にダイバー用に沈められている。

これら退役軍艦でのダイビングの面白いところは、ペネトレーション(レックの中に進入する)がしやすいように準備されているので、簡単なオリエンテーションとともにレック内部進入を楽しむことができるのである。東海岸で有名なヨンガラレックは実際に乗客が死んだ墓地としても保護されているため中に入ることは禁止されているが、これらの軍艦レックはもともと内部進入を楽しめるように考えられているポイントなのだ。

ちょっと時間があれば、Perthクラス駆逐艦制覇旅行みたいに、3隻ダイビングで制覇してみてはどうだろう。


2008年11月10日(月曜日)

西オーストラリアのススメ

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 14時01分07秒

太陽は東からのぼり西へ沈む。当たり前ですが、これがオーストラリアでは東海岸では朝焼け、東海岸では夕焼けが見れるということになります。朝型ではない僕は、ケアンズに住んでいてもなかなかビーチから素晴らしい日の出を見ることが少ないのですが、西オーストラリア滞在中は毎日のようにインド洋に沈む夕日を見ることができました。

南半球のため、日本とは四季が逆で日本が冬の時期オーストラリアは夏真っ盛りとなりますよね。寒さが身にしみて日本で行き場所に困るダイバーは、そんなときオーストラリアでのダイビングを楽しんでもらいたいものです。

夏の間、風がおさまりコンディションがいいのは西海岸。この時期、シードラゴンやアシカなども頻繁にダイバーと出会う時期でもあり、オーストラリアならでは楽しみが増えます。今までここで幾度か紹介してきたことがあるシードラゴン。オーストラリアのみに生息する完全な固有種でシードラゴンの仲間には3種類登録されています。

ウィーディーシードラゴン:コモンシードラゴンとも呼ばれますが、シドニーからパース近辺までのオーストラリア南海岸全域に広く生息します。オレンジ色の体は、水中ではうまく海草と交じり合い最初に自分で見つけるまで大変苦労します。

リーフィーシードラゴン:ナショナルジオグラフィックの表紙も飾ったことのあるシードラゴン。その体全体の擬態が、始めてみる人を驚かせます。ウィーディーシードラゴンよりも分布範囲が少し狭くなり、また個体数もかなり少なく水中で見ることができるダイブポイントも、ウィーディーに比べると非常に限られます。

リボンシードラゴン:これはまだまだ一般には知られていませんが、シャークベイから北部の浅場の海草地帯に生息する種になります。通常は潜るようなところではないので、まだまだダイバーが目撃した例は少ない種になります。

これらシードラゴンの繁殖時期は9月ごろから2月ごろまで。この期間は、多くのシードラゴンをダイビング中に見ることができるし、また卵を抱えた個体なども多く見るようになります。何年か前に日本でもテレビ番組で紹介されたシードラゴン。ぜひ、オーストラリア滞在中にこの素晴らしい生物に会いに行ってもらいたいものです。


2008年10月10日(金曜日)

もうすぐ

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 13時58分16秒

毎年この時期ダイビングで話題になるのは、「サンゴの産卵」

それぞれガイドが経験を生かし、産卵予想日を立てツアーを組んで年に1度といわれる神秘的な海のイベントを楽しみにしています。

今年の予想は最後にするとして、サンゴの産卵に関して少し紹介。

  1. 年に1度とよく言われますが、年に一度一番多くのサンゴがいっせいに産卵するだけで、年に数回、毎月産卵するサンゴもあります。
  2. 日没後2~3時間ほどで一番始まる可能性が高い。なので、日没直後に急いでナイトダイビングをする必要はありません。
  3. 訪れるダイビングポイントは、言うまでもなく浅場のサンゴの生き生きしたところ。深く潜っても産卵を見れる可能性が低くなるだけ。浅場でじっくり1時間でも2時間でももぐるのが理想的です。
  4. 年に1度の大爆発を逃しても、その後の数ヶ月同じような条件がそろったときには産卵する可能性があるので、しばらくはナイトダイビングで気が抜けません。
  5. 産卵直前に起こるサンゴの状態の変化がわかると、確実に産卵するサンゴを見つけることができます。
さて、今年の予想ですがなんとなく11月と12月の2回にバラけるような気がしますね。よく耳にする水温が27度以上にならないと産卵が起こらないと言うのは、今までのケアンズでの経験上、あまり当てにならないです(研究者の皆さんごめんなさい)。それよりも、年間を通じての水温の変化の幅が大きく影響していると思うのですが・・・。どちらにしろ、11 月、12月の満月から3~4日後ぐらいが本命でしょう。

産卵ツアーのお勧めは、スケジュールのあったダイブクルーズを見つけること。ダイブクルーズで出かけるとグレートバリアリーフで一番長くナイトダイビングを行うことができる上、数日にわたって産卵日を狙うことができるので、観察できる可能性もぐっと増えます。

もちろん時間の予算に限りがある場合には、日帰りのサンゴの産卵ツアーも毎年企画されているので、各ダイビングサービスに確認してみましょう。夕方から出航して夜中に帰ってくるスケジュールで予想日周辺の数日間で組まれています。

理想的な組み合わせは、11月に一度トライしてもし見ることができなければ12月にもう一度といったところでしょうか?見れなくて当たり前、見れればラッキーぐらいの余裕を持ってツアーに参加してもらえるとがっかりすることもなく楽しめます。

この時期はクルーズが混むので、クルーズでの希望の方は予約を早めに!


2008年7月23日(水曜日)

クイーンズランドグルーパー

カテゴリー: - ダイビング小僧 @ 21時05分57秒

85.jpg写真の魚、クイーンズランドグルーパー。この写真ではちょっとわかりにくいのですが、体長が1.5mほどもある。そう、ハタの仲間では最大になるこの巨大魚、今年3月にはNHKでこの魚をテーマにした番組が放映されたほどレアといえばレア、でも場所さえわかっていればかなりいろんなダイブスポットで見れるものでもある。日
本名は「タマカイ」。
 
クジラとかが大きいのはなんとなくわかっているけれど、こういった普通の形をした魚がただただでかいと、ある意味クジラ以上にびっくりする。大きいものでは2.5m以上にもなり、数年前の大晦日にはダイバーの頭をくわえてしまったこともあるという(そのダイバーは無事でしたが)なんともいえない怪魚なのだ。
 
実際この魚と水中で出会うと、図体の割には非常に臆病なのでさっさと逃げてしまうことがほとんどです。その大きさでダイバーが「おっ」とびっくりするのと同時ぐらいに、「さっ」と消えてしまうことが多く、なかなかきれいに写真が撮れない魚でもある。ただし、迫力があるのはこの魚が体を翻したり逃げたりするときに、そ
の体の大きさゆえ水中で音が聞こえるほどなだ。周りにいる小魚も、この魚を中心に動いているように見え、まさに水中の主のような貫禄がある魚である。
 
このオーストラリアのダイビングスポットでほぼ確実にこの巨大魚をゆっくり見れるポイントとしては、ヨンガラレック(タウンズビル)・ネイビーピア(エクスマウス)・Fantasea Reefworld(アーリービーチ)が上げられ、とくにFantasea
Reefworldはダイバーの中での情報が少ないので穴場といえるが、ポンツーン(浮き桟橋)の下にこのクイーンズランドグルーパーが数匹いつも見られるというスポットである。マンタやクジラはダイバーの人気者だが、この地味な巨大魚もぜひ今度のダイビングで探してみてみよう。
 
最近ケアンズ近辺では、このクイーンズランドグルーパーが謎の病気で次々とビーチに打ち上げられて死んでいるのが見つかっている模様。原因が解明されてこれ以上このすばらしい魚が死んでいくことのないように願うばかりである。


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