コーラルシーへ
夏の間、南からの貿易風が収まり、北風が多くなるときグレートバリアリーフのさらに沖にあるコーラルシーのコンディションがベストとなる。グレートバリアリーフを越えて外洋に向け約12時間以上の航海の末、到着するのがコーラルシーである。水深40mほどの大陸棚の上に形成されているグレートバリアリーフとは違い、1000m級の深海に点在するコーラルシーのリーフは、透き通るような透明度、数百mにも及ぶドロップオフ、サメをはじめとする大型魚、GBR やほかでは見られない生物などを楽しむことができる。ケアンズからは年中通じて定期クルーズが出港しており、通常4日から5日間のダイブクルーズで行くことができが、潮の流れが速く、ドロップオフのポイントが多いので、ある程度のダイビング経験を持ったダイバーにお勧めであるが、不安な方は水中ガイドを別にリクエストするのもいいだろう。
コーラルシーでよく聞くのがオスプレイリーフだが、その北端のダイブスポットがシャークフィーディングで有名な「ノースホーン」。リーフの東と西側からの潮がぶち当たるこのポイントは、サメ・バラクーダ・イソマグロなどの大型魚が集まり大興奮の1ダイブを保証してくれる。シャークフィーディングはマグロの頭をくくりつけたロープを根の上にたらすことによって行われるが、4?50匹ものサメがほんの数m離れたところでそのマグロを奪い合うシーンが必見である。サメはオグロメジロザメやネムリブカが中心だが、時にはシルバーチップやハンマーヘッドなどもシーズンによっては見ることができる。写真はシャークフィーディングが始まる前のノースホーン。餌を下げていないのにすでに20匹ほどのサメがダイバーの上をぐるぐると回り始める。フィーディングそのものは数分で終わってしまうのだが、そのあと根の上を少しじっくり探してみると餌を奪い合っているときに外れたサメの歯なども見つけることができる。
4日から1週間ほどのクルーズから希望の日程でボートを選び、ぜひこのコーラルシーを満喫してもらいたいと思う。とにかくボートに乗っている時間が長いので、船酔い対策は必須。少しでも不安があれば、酔い止め薬は必ず飲んでおこう。




